Whitesides氏が語る研究論文の意味とアウトラインの重要性

研究論文は研究者にとって重要な成果物

“Interesting and unpublished” is equivalent to “non-existent”.
という強烈なAbstractから始まる本論文は、Whitesides氏が2004年にAdvanced Materials誌に寄稿した、論文の書き方という論文です。

元々はWhitesides氏の研究室で採用されていた論文の書き方だそうですが、広く一般的に普及すべき内容であり、同時に論文の単なる書き方だけではなく、プロジェクトに関する考え方まで普遍的に解釈できる内容となっています。

印象に残るフレーズは多く、
・アウトライン:論文の構成を書いた設計図
・まずは白い紙を用意する。そして論文に関する思いつく重要事項を全て書き出してみる
完成した論文における研究と仕事の理由付けの研究では、目的は異なる
など、研究の全体像を設計する際には非常に参考になる考え方が含まれています。

非常に短い論文であるため、目を通していただくと、自分の業務や研究に活かせる部分が多いかもしれません。

[1] : Whitesides, G. M. (2004). Whitesides’ group: writing a paper. Advanced Materials16(15), 1375-1377.

論文URL:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/adma.200400767
参考記事(日本語全訳つき):https://www.chem-station.com/blog/2009/12/whitesides_group_writing_a_pa.html