スタンフォード大の研究チームが発表したやる気にさせるストーリーベースのインターフェースの設計

Designing Ambient Narrative-Based Interfaces to Reflect and Motivate Physical Activity [1]

現在、よりアクティブなライフスタイルを促進するための数多くのテクノロジーが存在します。ただし、定量的なデータ表現(チャート、グラフ、統計レポートなど)はほとんどのヘルスツールの典型ですが、そのようなフィードバックは行動の動機づけに失敗するだけでなく、自己の完全性を損ない、運動に関する否定的な考え方に影響を与える可能性があることを示す証拠が増えています。

スタンフォード大学の研究チームは、個人情報をエンコードするための代替の、より定性的なスキームを考案することを目指し、データ駆動型のストーリーデザインについて説明し、その研究成果を2020年度CHI会議にて報告しています。

WhoIsZukiは、メインキャラクターの進行状況がユーザーの進行状況に関連付けられたマルチチャプタークエストのコンポーネントとして身体活動と目標を視覚化するスマートフォンアプリケーションだそうです。インターフェイスとストーリーを洗練し、この種のフィードバックで人々の経験を深く理解することを目的とした、オンライン調査、ラボ内調査、および実際の展開を含む設計プロセスについて報告しています。実際に、ユーザーの視点はオンラインとラボの両方の研究を通じて収集され、インターフェースとナラティブの反復的な改良を通知しました。 3週間の現場での展開を通じて、人々の使用を調査しています。

結果、複数章のストーリー身体活動レベルを高めるだけでなく、システムとそのストーリーの両方への関与を高めることができることがわかったと主張しています。システムの設計とテストの経験に基づいて、物語ベースの動機付けテクノロジーを開発するための創造的な戦略、障害、推奨事項を特定した、と締めくくっています。

URL : https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3313831.3376478

[1] : Murnane, E. L., Jiang, X., Kong, A., Park, M., Shi, W., Soohoo, C., … & Young, G. (2020, April). Designing Ambient Narrative-Based Interfaces to Reflect and Motivate Physical Activity. In Proceedings of the 2020 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 1-14).