カナダのウォータールー大学らの研究チームが、単語ジェスチャータイピングの手法であるRotoSwypeを開発し、2019年度のCHI会議にて報告しています。
今回提案されている手法では、人差し指に装着したリングの向きを使用しており、Roto-Swypeは、仮想現実または拡張現実を含む多くのシナリオで望ましい品質で、デバイスに手を煩わせることなく、片手でテキスト入力を可能にするそうです。
示しているユースケースでは特にVRにおけるヘッドマウントディスプレイをかぶった状態でのタイピングを行えることを示しており、新しいインターフェースとしての提案となっています。
彼らが論文中で報告している、5日間の調査では、両方の手の位置が少なくとも14ワード/分(WPM)の速度を達成し、未修正のエラー率が1%近くであり、以前の同等の手法を上回ることがわかったそうです。
Follow @aurordesign [1] : Gupta, A., Ji, C., Yeo, H. S., Quigley, A., & Vogel, D. (2019, May). RotoSwype: Word-Gesture Typing Using a Ring. In Proceedings of the 2019 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 1-12).URL : https://dl.acm.org/doi/10.1145/3290605.3300244