VRを用いた教育が学習に及ぼす影響はあるかに関する一つの研究

Figure 1. シュミレーションにおけるScreenshot画像 [1]
(論文[1]のFigure 1より引用)

バーチャルリアリティ(VR)は、教育とトレーニングにパラダイムシフトをもたらすと予測されていますが、その教育的価値の経験的証拠はほとんどないのが現状です。

コペンハーゲン大学の研究チームは、マルチメディア学習の原理が没入型VRに一般化するかどうかを調査するために、仮想学習シミュレーションに没入型VRを追加し、その結果を報告しています。
さらに、脳波(EEG)を使用して、学習中の認知処理の直接的な測定値を得ています。
52人の大学生が、デスクトップディスプレイ(PC)またはヘッドマウントディスプレイ(VR)を介して科学シミュレーションから学んだ2×2の実験的クロスパネルデザインに参加し、サンプルとしています。
シミュレーションには、画面上にテキスト表示されるものとナレーション付きの画面上のテキストされるものが含まれており、両方のバージョンで、生徒はVR条件の方がより認知を多くするが、あまり学習しないという結果が得られているそうです。
VRの学習科学は、学習者を過負荷にして気を散らす可能性があり、知識習得には他の要因が必要そうだという結果が得られており、VRを教育に使用する事例は多く出ているので、非常に興味深い内容となっています。

[1] : Makransky, G., Terkildsen, T. S., & Mayer, R. E. (2019). Adding immersive virtual reality to a science lab simulation causes more presence but less learning. Learning and Instruction60, 225-236.

URL : https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0959475217303274#!