リバプール大学らの研究チームが、水から水素を生成するための光触媒を検索する実験を、ロボットを使用して行い、結果8日間自律的に動作、10変数の実験空間内で688の実験を実行したと報告し、その研究成果がNatureに寄稿されています。
ロボット自体は、ビジョンシステムではなく、レーザースキャンとタッチフィードバックを使用しており、最大21.6時間動作するそうで、人間との共同作業の安全基準を満たしているとしています。
このロボットによる自律的な探索により、最初の配合の6倍活性な光触媒混合物が特定され、有益な成分が選択されたとしており、このモジュール式のアプローチは、光触媒を超えたさまざまな研究問題のために、従来のラボに展開できるとしています。
Follow @aurordesign [1] : Burger, B., Maffettone, P. M., Gusev, V. V., Aitchison, C. M., Bai, Y., Wang, X., … & Rankin, N. (2020). A mobile robotic chemist. Nature, 583(7815), 237-241.URL : https://www.nature.com/articles/s41586-020-2442-2