オランダのアイントホーフェン工科大学らが開発した、姿勢認識のための衣服プロトタイプ

Figure 1. プロトタイプ衣服を水平垂直方向に引き伸ばした時の様子 [1]
(論文[1]より抜粋)

オランダのアイントホーフェン工科大学とNikeの研究チームが、反復性緊張障害(RSI)のコンテキストで姿勢を認識するための豊富な触覚フィードバックを提供する、新しいパーソナライズされた衣服のプロトタイプを2020年度のTEI(Tangible, Embedded and embedded Interaction)会議で報告しています。

姿勢矯正に関連する従来のものとは異なり、ユーザーが感覚的な経験を活用して姿勢を認識できるようにする衣服を設計することを目的としていたそうです。
設計セッションにおいて、共同設計者としてユーザーを積極的に関与させることで、遊び心と体性感覚の体験を通して姿勢認識を提供する衣服を設計することができたと報告しており、共同設計アプローチにより、姿勢認識のパーソナライズ、身体感覚、遊び心を考慮した設計がどのように可能になったかについて、反射分析結果を報告しています。

[1] : Mironcika, S., Hupfeld, A., Frens, J., Asjes, J., & Wensveen, S. (2020, February). Snap-Snap T-Shirt: Posture Awareness Through Playful and Somaesthetic Experience. In Proceedings of the Fourteenth International Conference on Tangible, Embedded, and Embodied Interaction (pp. 799-809).

URL : https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3374920.3375013