Mirror Pad : PCに内蔵した新しいインターフェースデバイス

MirrorPad: Mirror on Touchpad for Direct Pen Interaction in the Laptop Environment [1]

ラップトップでのペン操作のニーズがあり、市場ではペン対応のラップトップ製品が数多く見られます。これらのラップトップの多くは、ペン操作が必要なときにタブレットに変換できます。ただし、実際の状況では、ワークフローでキーボードとペンの両方の操作が必要になることが多く、そのような変換可能な機能は効果的でない場合があります。

KAISTの研究チームが、ペンを直接操作するために、ラップトップに含まれる新しいインターフェースデバイスであるMirrorPadを開発、その成果を2020年度CHI会議にて報告しています。

これは通常のタッチパッドであり、画面上のミラーリングされた領域をペンで操作するためのビューポートでもあります。最終的な設計に向けてMirrorPadを改良するためにユーザーと行った設計の反復から得られた発見と決定を報告します。ユーザー調査では、MirrorPadは、キーボード操作時のラップトップ構成と同じパフォーマンスと、ペン操作時のタブレット構成と同様のパフォーマンスを示しました。ユーザー調査の結果により、MirrorPadはワークフローを効果的にサポートすることが確認されたとしています。

[1] : Lee, S., Lim, Y. K., & Lee, G. (2020, April). MirrorPad: Mirror on Touchpad for Direct Pen Interaction in the Laptop Environment. In Proceedings of the 2020 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 1-9).

URL : https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3313831.3376212