力学に基づいたインタラクションを促進するためのデータ処理フレームワーク

SCALE: Enhancing Force-based Interaction by Processing Load Data from Load Sensitive Modules [1]

MIT Media labの研究チームが、力に基づくインタラクションを調査するために、分散型荷重感応モジュールから荷重データを抽出するフレームワークであるSCALEを開発し、2019年度のUIST会議にて報告しました。

力は、ベクトルそのものだけでなく、触れ方、物体の位置、体の動きなどの活動に関する豊富な情報も伝えます。
提案されているシステムは、荷重データ処理の単一パイプラインで、これらのインタラクションをキャプチャします。 さらに、数学的フレームワークを構築することにより、インタラクション領域を平坦な2D表面から3D空間に拡大しています。
これにより、タッチポイントの垂直方向、つまり高さ方向をキャプチャできます。

これらの技術的発明は、一般的な形状キャプチャやモーション認識などの幅広いアプリケーションへの応用ができると主張しており、フレームワークを物理的なプロトタイピングキットにパッケージ化し、実際のシナリオでシステムを評価するために製品設計者とワークショップを実施した、と論文内で報告しています。

[1] : Yoshida, T., Shen, X., Yoshino, K., Nakagaki, K., & Ishii, H. (2019, October). SCALE: Enhancing Force-based Interaction by Processing Load Data from Load Sensitive Modules. In Proceedings of the 32nd Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (pp. 901-911). ACM.

URL : https://dl.acm.org/citation.cfm?doid=3332165.3347935