この論文では、シンプルな衣服の構成と表面のパターン化のための新しいインタラクティブなシステムを紹介しています。このツールは、CADソフトウェアと画像編集のアイデアを組み合わせたもので、ツールにより、自動化されたレイアウトとリアルタイムのパターニングフィードバックを使用したインタラクティブなカスタマイズを可能にするそうです。
カジュアルなユーザーが機械編みの衣服をカスタマイズしやすくする一方で、より上級のユーザーが独自の構成可能なテンプレートを設計できるようにする、と論文では主張しています。
論文内では、さまざまなリサンプリング動作を備えた、画像編集に似たパターン仕様を可能にする斬新なパターンレイヤーとともに、パターン化のためのドメイン固有の言語も導入したそうです。
階層的なステッチ表現を使用して対話性を最適化し、より現実的なシミュレーションを提供することにも関心がある、と締めくくっています。
本論文は2019年度のUIST会議にて報告された内容です。
[1] : Kaspar, A., Makatura, L., & Matusik, W. (2019). Knitting Skeletons: A Computer-Aided Design Tool for Shaping and Patterning of Knitted Garments. arXiv preprint arXiv:1904.05681.URL : https://dl.acm.org/citation.cfm?doid=3332165.3347879