伝統的なボディーアートでは、デザインは身体に合わせて調整され、創造的なアート制作ができる一方で、一般には、インターフェイスの従来の設計および製造方法は、ステップを分けて実施されています。
ドイツのザールランド大らの研究チームが、身体上で直接デザインと表皮インターフェイスの製造するコンピュテーショナルなワークフローアプローチ:BodyStylusを提案、2021年度のCHI会議に寄稿しています。
伝統的な手法に触発され、デジタルでサポートするフリーハンドで描くことができるハンドヘルドのツールを提案しており、設計しやすいように描く軌跡が身体上に投影され、人体の見た目に沿った有効なオンボディの回路形成を支援し、インクとインクを切り替えられるようにしている、とのことです。
これまで、表皮デバイスの設計および製造プロセスは間接的で、人体の景観から切り離されていました。 BodyStylus を使用して、この制限を克服し、ハンドヘルド製造ツールと自己焼結導電性インクを使用して、体に直接表皮デバイスを設計および作成できる、新しいインタラクティブなアプローチを提示したとしています。
4 つの具体的なアプリケーション ケースを使用して、このアプローチが、エレクトロニクスのバックグラウンドを持つステージメイクアップアーティストやエンジニアに好意的に受け入れられ、設計と製造プロセスをコンピューターやワークベンチから身体に移し、より直接的かつ迅速に行うことに成功したことを示していると締めくくっています。
[1] : Pourjafarian, N., Koelle, M., Fruchard, B., Mavali, S., Klamka, K., Groeger, D., … & Steimle, J. (2021, May). BodyStylus: Freehand On-Body Design and Fabrication of Epidermal Interfaces. In Proceedings of the 2021 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 1-15).URL : https://dl.acm.org/doi/10.1145/3411764.3445475