マリオを指で操作?スケールを小さくしたミニチュアハプティクスの研究

Miniature Haptics: Experiencing Haptic Feedback through Hand-based and Embodied Avatars [1]

台湾大学の研究チームが、小型化されたハプティックフィードバックをアバターに適用することにより、リアルなハプティックエクスペリエンスを提供する新しいアプローチを開発し、その成果を2020年度のCHI会議に寄稿しています。

触覚をはるかに小さなスケールに縮小することにより、ボディースケールでは作るのが難しい、新しい触覚体験の探索を可能にします。アバターの実施例および制御方法の例として指先歩行を使用して、実現可能性を調査し、次に人体研究を実施して、人々が全身骨格モデルを手にマッピングする方法を開発しています。

ミニチュアハプティックのユーザーエクスペリエンスを理解するために、ミニチュアフットボールハプティックディスプレイを開発しました。ユーザースタディの結果は、ミニチュアハプティックスが体験のリアリズムと楽しさを大幅に改善し、ユーザーに好まれていることを示したそうです。
さらに、1)スーパーマリオブラザーズなどのプラットフォームジャンプゲームの地面の高さの急速な変化と、2)地形の傾斜の変化の触覚体験をサポートする2つの小型モーションプラットフォームを紹介しています。

動画が直感的にわかりやすく、新しい体験を生み出す可能性を示唆しています。

[1] : Wang, B. X., Wang, Y. W., Chen, Y. K., Tseng, C. M., Hsu, M. C., Hsieh, C. A., … & Chen, M. Y. (2020, April). Miniature Haptics: Experiencing Haptic Feedback through Hand-based and Embodied Avatars. In Proceedings of the 2020 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 1-8).

URL : https://dl.acm.org/doi/pdf/10.1145/3313831.3376292