スマートガーメントとウェアラブルeテキスタイルのプロトタイプは、必要とされる専門知識(ガーメントデザイン、縫製スキル、ハードウェアプロトタイピング、ソフトウェアプログラミング)が多岐にわたるため、共同設計が困難です。
カナダのカールトン大学の研究チームは、ウェアラブル・Eテクスタイルをプロトタイピングするためのツールキット「Wearable Bits」を開発し、その研究成果を2020年度のTEI会議にて報告しています。
今回提案されているツールキットでは、縫製、ハードウェア、ソフトウェアのスキルを要求することなく、専門家ではないユーザーとの共同設計を可能にしたと主張しています。
このツールキットの低忠実度と中忠実度の体験プロトタイプを開発し、専門家ではないユーザーが参加するワークショップを開催したと論文中に記載しています。
ワークショップ内で開発されたアイデアを取り入れながら、今後のツールキットへの提案を行う、と締めくくっています。
URL : https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3374920.3374954