人間とロボットのインタラクションに関する設計と実装には、豊富な理解と細かな要件を明確にする能力から、複雑なインタラクションをプログラミングする能力まで、多数のスキルが必要です。
デザイナーは、コンテキストとその要件の固有の理解により、これらのインタラクションを開発および実装する手助けは可能ですが、設計と実装に関する必要スキルは多く、デザイナーがアイデアを迅速に探索およびプロトタイプ化することを可能にする障壁になります。
この論文では、デザイナーのペアがボディーストーミングを介して、人間とロボットのインタラクションを迅速にプロトタイプ化できるシンセ、というシステムを紹介しています。
このシステムは、新しいシンボリックプログラム合成アルゴリズムを使用して、デモをロボットに展開してシミュレートできるプログラムに一般化するそうです。
また、設計者にさまざまなインタラクションシナリオをボディーストームするように依頼して評価し、調査結果に基づいてシステムを改善し、フォローアップ調査で改善されたシステムを実証した、と報告しています。
本報告はUIST 2019年度で報告されたものです。
[1] : Porfirio, D., Fisher, E., Sauppé, A., Albarghouthi, A., & Mutlu, B. (2019, October). Bodystorming Human-Robot Interactions. In Proceedings of the 32nd Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (pp. 479-491). ACM.URL : https://dl.acm.org/citation.cfm?doid=3332165.3347957