ダートマス大学らの研究チームが、両手でユーザーの人差し指の最初のセグメントに目に見えない形で存在するミニチュア指先キーボードでの両手テキスト入力方法を開発し、2020年度のCHI会議に寄稿しています。
本手法では、親指先で人差し指の先をタップしてテキスト入力でき、キーボードレイアウトの設計は反復的なプロセスに従いました。
最初に調査を実施し、QWERTYレイアウトのキーの利き手に対するユーザーの自然な期待を理解し、67,108,864のデザインバリエーションの選択肢の中から、ユーザーの期待に満足できる1295の候補を特定したそうです。これらの結果に基づいて、単語のあいまいさと最適化問題を考慮しながら、最適化された両手キーボードレイアウトを計算しました。
ユーザー評価の結果、参加者は平均23.4 WPMのテキスト入力速度を達成したそうです。モバイル、ウェアラブル、VR / ARアプリケーションで提案されているテキスト入力方法の1つのバリエーションになりそうです。
URL : https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3313831.3376306