Itsy-Bits : タッチスクリーン上の3D プリントオブジェクト製造とその認識手法

Itsy-Bits: Fabrication and Recognition of 3D-Printed Tangibles with Small Footprints on Capacitive Touchscreens [1]

静電容量式タッチスクリーン上の有形物は、タッチ入力の限られた表現力を克服するための有望なアプローチです。調査では有形物を検出するための多くのアプローチが提案されていますが、対応する有形物はコストがかかるか、サイズがかなり小さいかのいずれかです。これにより、多くのアプリケーションにとって、それらはかさばり魅力的ではなく、インタラクションのための貴重な表示スペース、つまりディスプレイの大部分を覆い隠してしまうことが課題です。

これらの欠点に対処するために、ドイツのダルムシュタット工科大学の研究チームが、Itsy-Bitsという、小さなフットプリントを持つ静電容量式タッチスクリーン上の有形物の認識と 3D 印刷のための製造パイプラインを提案、CHI2021にその成果を寄稿しています。
Itsy-Bit は、囲んだ 3D オブジェクトと、その底にある独自の導電性 2D 形状で構成されており、静電容量式タッチスクリーンのデータのみを使用して、さまざまなサイズのさまざまな形状を確実に識別および特定し、それらの方向を推定するとのことです。サンプルアプリケーションと技術評価を通じて、フットプリントが小さい有形物に対する Itsy-Bits の実現可能性と適用可能性を示しています。

[1] : Schmitz, M., Müller, F., Mühlhäuser, M., Riemann, J., & Le, H. V. V. (2021, May). Itsy-Bits: Fabrication and Recognition of 3D-Printed Tangibles with Small Footprints on Capacitive Touchscreens. In Proceedings of the 2021 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 1-12).

URL : https://dl.acm.org/doi/10.1145/3411764.3445502