静電容量式タッチスクリーン上の有形物は、タッチ入力の限られた表現力を克服するための有望なアプローチです。調査では有形物を検出するための多くのアプローチが提案されていますが、対応する有形物はコストがかかるか、サイズがかなり小さいかのいずれかです。これにより、多くのアプリケーションにとって、それらはかさばり魅力的ではなく、インタラクションのための貴重な表示スペース、つまりディスプレイの大部分を覆い隠してしまうことが課題です。
これらの欠点に対処するために、ドイツのダルムシュタット工科大学の研究チームが、Itsy-Bitsという、小さなフットプリントを持つ静電容量式タッチスクリーン上の有形物の認識と 3D 印刷のための製造パイプラインを提案、CHI2021にその成果を寄稿しています。
Itsy-Bit は、囲んだ 3D オブジェクトと、その底にある独自の導電性 2D 形状で構成されており、静電容量式タッチスクリーンのデータのみを使用して、さまざまなサイズのさまざまな形状を確実に識別および特定し、それらの方向を推定するとのことです。サンプルアプリケーションと技術評価を通じて、フットプリントが小さい有形物に対する Itsy-Bits の実現可能性と適用可能性を示しています。
URL : https://dl.acm.org/doi/10.1145/3411764.3445502