ハーバード大学のWyss研究所の研究チームが、人間の関節の検出やソフトロボティクス、および外骨格に使用される、伸縮性の高いテキスタイルシリコン静電容量センサーの設計とバッチ製造を開発し、その研究成果をAdvanced Materials Technologiesに寄稿しています。
本論文で提案しているセンサーは、電極としての導電性ニット生地と誘電体としてのシリコーンエラストマーで作られています。
バッチ製造技術により、大きなセンサーマットの製造とセンサーの任意の成形が可能になり、センサーマットのレーザー切断によって正確に実現され、個々の静電容量センサーは、高い直線性、低いヒステリシス、および1.23の歪みゲージ率を示すそうです。
マイクロ同軸ケーブルのフィラメントをセンサーの導電性布地電極と熱可塑性フィルムで融着することにより、柔軟で薄型に電気接続が確立されるそうです。
静電容量センサーは、指の動きを検出するための手袋に組み込まれ、その検出感度を論文中で報告しています。
動画はFabrication方法も掲載してくれているので、非常にトレースしやすい内容となっています。
Follow @aurordesign [1] : Atalay, A., Sanchez, V., Atalay, O., Vogt, D. M., Haufe, F., Wood, R. J., & Walsh, C. J. (2017). Batch fabrication of customizable silicone‐textile composite capacitive strain sensors for human motion tracking. Advanced Materials Technologies, 2(9), 1700136.URL : https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/admt.201700136