小麦粉を使った食品の変形をコントロールした新しい形のインタラクション

Morphlour: Personalized Flour-based Morphing Food Induced by Dehydration or Hydration Method [1]

本論文では、シェフと本物の材料(小麦粉など)を自律マシンと異種混合物(ゲルなど)に置き換えるのではなく、従来の食品を新しいHCI機能で強化する、パーソナライズされたモーフィングフードについて報告しています。
2つの一般的な調理方法:脱水(例:ベーキング)または水和(例:水の蒸発)中に食品をモーフィングする設計により、練りおよびシート化された小麦粉ベースの生地のユニークな変換メカニズムを生成した、と報告しています。

今回提案している手法は、新規でシンプルなメカニズムであり、詳細な実験を経ることで、カスタマイズされた設計ソフトウェア、ユーザーの介入を含むハイブリッド製造プロセスを提示しています。
同時にアプリケーションは、小麦粉ベースのモーフィング食品の潜在的なデザインスペースを示すために開発さしたそうで、ベーキングと蒸発の両方のMorphlourの例は、形状を変更する特性を実現するように設計されています。本物のパスタのフラットパッケージ機能に加えて、食品などの新しいユースケースシナリオも提案してくれています。

食品に対しての取り組み、という観点が非常に興味深く、同時に論文中でも、食べ物は、料理人や料理人を変え、インタラクションするメディアと表現しています。近い将来、フードを使ったエンタテインメントなどに応用されるかもしれません。

最後になりましたが、本研究はカーネギーメロン大学の研究チームによって行われ、2019年度のUISTにて寄稿されたものです。

[1] : Tao, Y., Do, Y., Yang, H., Lee, Y. C., Wang, G., Mondoa, C., … & Yao, L. (2019, October). Morphlour: Personalized Flour-based Morphing Food Induced by Dehydration or Hydration Method. In Proceedings of the 32nd Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (pp. 329-340). ACM.

URL : https://dl.acm.org/citation.cfm?id=3347949