近年、点字リテラシーは低下しており、現在では多くの視覚障害児が点字を学ばずに育っていますが、一方で、点字を習得すると、就職の機会が増え、識字能力が向上すると言われています。
コロラド大学ボルダー校の研究チームが、視覚障害のある子供たちが両親と一緒に点字を学び、練習するのを助けるシステムである点字ブロック:BrailleBlocksを開発し、その成果を2020年度のCHI会議にて寄稿しています。
BrailleBlocksは、各ブロックが点字セルを表す有形のブロックと杭のセットと、ゲームに関連付けられたアプリケーションで構成されています。システムは自動的にブロックを追跡して認識し、親が点字を読めなくても追跡できるようにすることで、サポートしてくれています。
ユーザーの調査を実施し、5人の家族と5人の親と6人の視覚障害児を持つBrailleBlocksをテストしています。
この作品の貢献は、点字教育玩具への斬新なアプローチ、視覚障害のある子供と親がこのシステムを一緒に使用した方法の観察、点字教育ツールの現在の問題に関する洞察、および将来の点字ベースの学習ツールの実用的なフィードバックだと主張しています。
Follow @aurordesign [1] : Gadiraju, V., Muehlbradt, A., & Kane, S. K. (2020, April). BrailleBlocks: Computational Braille Toys for Collaborative Learning. In Proceedings of the 2020 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 1-12).URL : https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3313831.3376295