組み込みコンピューティングプラットフォームと新しい材料(導電性繊維など)の出現により、ファブリックや電子工芸の景観を再考することが可能になりました。これらの景観は、電子/計算テキスタイルやエテキスタイルの創造的な範囲で拡張されます。
コロラド大ボルダー校の研究チームは、初心者が独自のソフトウェアラブルやその他のテキスタイルアーティファクトを設計および構築できるファブリックベースの構築キットであるLilyPad Arduinoについて提案し、その成果を2008年度の国際会議であるCHI会議(the SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems)にて報告しています。
キットは、マイクロコントローラーと、ステッチ可能なパッケージの各種センサーとアクチュエーターで構成されており、導電性の糸で布地や互いに縫い付けて、e-テキスタイルを構築できると報告しています。
パーソナライズされた電子テキスタイルデザインの分野での将来の作業の可能性のある方向と、このLilyPadが生み出すテキスタイルをベースとしてソフトウェアプラットフォームの可能性について、論文では言及しています。
Follow @aurordesign [1] : https://www.digikey.jp/ja/maker/projects/getting-started-with-lilypad/9b8886d969e149fb82e00f212be5737e [2] : Buechley, L., Eisenberg, M., Catchen, J., & Crockett, A. (2008, April). The LilyPad Arduino: using computational textiles to investigate engagement, aesthetics, and diversity in computer science education. In Proceedings of the SIGCHI conference on Human factors in computing systems (pp. 423-432). ACM.URL : https://dl.acm.org/citation.cfm?id=1357123