インターネットの普及およびIoTの普及により、ユーザーは昔よりも更にデジタル情報を簡単にやり取りできるようになりました。
対照的に、従来の静的オブジェクトに関連する物理的なタスクを自動化するためのサポートが不足しています。たとえば、デスクランプの角度を最適な明るさに調整したり、皿を洗うときに手動の蛇口をオン/オフしたり、窓をスライドさせて室内の温度を維持したりします。これらの単純な身体的作業を自動化すると、人々の生活の質を向上させる可能性があり、特に障害のある人や、状況的に困難な場合には重要です。
UCLAの研究者チームが開発した、Robiotを紹介します。これは、単純な物理タスクを実行するために、従来の静的オブジェクトに接続、モーター駆動、および作動できるメカニズムを生成するための設計ツールだそうです。
ユーザーは、目的の物理的動作を示すためにオブジェクトを操作する短いビデオを撮るだけで、必要なパラメーターを抽出し、オブジェクトの3Dモデルに合わせて2Dビデオのシーンおよびモーション分析を実行することにより、有効化作動メカニズムの3Dモデルを自動的に生成するそうです。
1時間のデザインセッションで、6人の参加者がRobiotを使用して7つの日常的なオブジェクトを作動させ、さまざまな物理タスクを自動化するロボット機能を導入し、評価を行なっています。
URL : https://dl.acm.org/citation.cfm?doid=3332165.3347894