東京大学の研究チームが、透明なゼリー中に花の形をしたゼリーが浮かび上がる繊細なデザート「Flower Jelly」をCHI2021に成果を寄稿し、People’s Choice Best Demo Honorable Mention Awardに選ばれています。
提案されたFlower Jellyは、その美しさと精巧な作りであり、このデザートの難しい製造を簡素化するとともに、デザインをよりしやすくにするため、デジタルで製造するための印刷デバイスおよびデザイン ソフトウェアである Flower Jelly Printer を論文内で紹介しています。提案されている設計ソフトウェアを使用すると、ユーザーはパラメーターを操作するだけで、希望の形状になるまで結果のフォームをプレビューでき、完成品のイメージを膨らませることができるそうです。
また、ベースゼリーに直接着色ゼリーを注入するスリットタイプのインジェクション印刷技術を開発しており、いくつかのデザイン例を提案、実装することで、デザインの可能性の幅を広げたとしています。
デジタル加工食品へ、よりユーザーがアクセスしやすくなるように、またデザイン空間を拡大しながら、より多くの人が自分の花ゼリーをデザインして作成できる未来を見据えた研究だとしています。
URL : https://dl.acm.org/doi/10.1145/3411763.3451541