本論文はUIST2018年度に報告された内容です。
本論文で提唱しているTrussFormerとは、ユーザーが大規模な運動を伴う構造や動的な力に対処する構造を3D印刷できる統合システムで、3Dプリントされたコネクタとヒンジ、ペットボトルから構造ができています。
論文中では、6脚歩行ロボットや5自由度の高さ4mのアニマトロニクス恐竜など、いくつかのサンプルオブジェクトを使用してTrussFormerをデモしています。
こういった大規模なファブリケーションは、テーマパークや展示物など、比較的大きい構造物のプロトタイピングには有効かもしれません。デザイナーがどう行った動きをするのか、自分の頭のイメージと実物を比較できるため、アニメーションの修正や再構築が容易になりそうです。
[1] Kovacs, R., Ion, A., Lopes, P., Oesterreich, T., Filter, J., Otto, P., … & Baudisch, P. (2018, October). Trussformer: 3d printing large kinetic structures. In The 31st Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (pp. 113-125). ACM.URL : https://dl.acm.org/citation.cfm?id=3242607